48歳になったのでフルマラソンのタイムを更新しようと考えた(8)

前回に続いてすぐの投稿となる。前回は出来事をまとめて抱負を語るというスタイルであったが、これからはしばらくイベントがない。

いままでは眼の前のニンジン方式で、イベントを用意してはそこに対してなんとかモチベーションを上げて練習するということをしていた。

本来ならば、決まった時間に自然に走り始めるという習慣をつけるところから始めるのが王道なのだが、そこそこある体力と筋力とお金で無理やり押し切ったものの習慣は手に入れていないといった状態だと思っている。

まずは自分を褒めてあげよう

このシリーズのどこかでも投稿したかもしれないが、そもそも走るのは好きではないし、走り始めたきっかけは、ウツになって休職してお金が無いのでプールに通うことができなくなって、それでもウツなら運動しないともっと悪くなると思ってはじめたのがジョギングだ。

ウツなので人が往来している日中は外に出るもの厳しかった。今でも休みの日なら家にいるほうが好きだ。体を動かすのは好きだが、人混みは嫌いなので、首都近郊に住んでいるとどうしても外に出ることに抵抗がある。人間を見なくても良い日は週一でほしいところだ。

さて、そうやって走っているうちに、少しずつ精神も上向きになってきた。ジリ貧と思っていた未来についても、そうではなくて積み上げができるのではないかと思えてきた。

レースの日に気分が悪くなってそもそも会場にいけないこともあったが、会社の勤怠は安定するようになった。かつて退職勧告をしてきた同じ上司から、役職を打診されるようになり、会社からも即承認が出た。

休職したのが2013年の夏で昇進したのが2022年くらいなので、どん底から9年かけてやっと一般人になれた。やっと一般人レベルなのである。

そうは言っても自分が思う一般人というのは、いわゆるちゃんとした大人ということであり、「このままご迷惑をおかけしたまま人生終わっていくのだ」と思っていたころと比べたらとんでもない成長であるし、努力もしてきたし、それは今こうして書き綴っていても「よく頑張ったね」って思って涙が出てくるくらいには、自分でもよくやったと思う。

その点については忘れることなく、自分をちゃんと褒めよう。評価しよう。

私はまわりと比べて、貯金はできていないし、結婚もできていないし、人間もできていないと思っている。ただ、それはプライム上場企業の一社員である自分とそのまわりと比べてのことなので、自分がショボイという評価でさえ妥当であるのかは検証する余地はあるだろう。

他の人と比べて優越感に浸ることも劣等感でしょぼくれることも無用である。

あの地点からここまで、最速とは言えないまでもなかなか良い成長曲線を描いてここまで来ていると自負できるのなら、生きてきた意味は大いにある。成長しているだけで生きている意味がある。

習慣のスモールステップから始める

筋力と体力はそこそこついてはいるけれど、習慣がないのが痛いと思っている。逆に習慣さえついていれば、それはしっかりとした土台となるので、人生においても素晴らしい武器となるだろう。

まず、朝から外に出て運動することに抵抗があるという点に着目するべきだろう。

これは「外に出る」という抵抗を取り払うべく習慣づくりをしたほうがいいのだろうか?それとも、「朝に運動」ということにフォーカスをあてたほうがいいのだろうか?

これは人にもよるところだが「朝に弱い」と「外出が苦手」が問題ならば、別の問題として取り上げないと2つの苦手を同時に相手にすることになる。

ウツを患ったことから考えると、この2つはなかなか強敵だ。ただ、どちらかといえば「朝」は外的要因が少ないので、こちらから克服するのが良いと思える。「外出」を先に相手にすると、せっかくの在宅勤務なのに自分からものすごいストレスを受けにいって仕事に悪影響を与える可能性もある。

まずは朝6時に起きることを習慣としよう。そのあとは自分が楽しいと思うことをしよう。酒を飲みながら録画したアニメを見るのが好きならば、それでも良いと思う。そのかわり、夜にやっていたそれは全部朝にもってくることだ。

さすがに仕事のある日の朝っぱらから飲酒していくのは問題行為となるだろうが、休日ならば問題ない。試しにやってみたらいいだろう。意外と朝から飲む酒は美味しくないかもしれないし、それをやったら1日が潰れてしまって楽しくなかったという印象になるかもしれない。

でもそれがいいのだ。あまり良くないことだけど楽しいと思えることを我慢するのではなく、モラルに反しないのであれば一度やってみて、本当に楽しいと思えるのかを確認すれば次の手が見えてくる。

毎朝6時に起きる

毎朝6時に起きることを決定事項としよう。この時間ならば出社のある平日でも1時間以上好きなことができる。

平日出社日は7時まで、平日在宅時は8時半まで、平日夜シフト(在宅)時は10時まで時間が取れる。休日には制限を設けない。

この時間帯はなんでも好きなことをすることができるが、飲酒をのぞく娯楽に関してはこの時間にしかできないこととする。飲酒をのぞくのは、平日は事実上禁酒になってしまうからで、新たな障壁となるからだ。それにその他の娯楽とのあわせ技で酒の量が増えている可能性もあるので、飲酒自体は制限しないことにする。

娯楽とは以下のものを指すこととする。

  • 録画番組の視聴
  • YoutubeやPrime Videoなどのオンデマンド動画の視聴
  • 性欲をはらす行為全般
  • ゲーム

夜にやっていると無尽蔵に時間を使ってしまいそうなものを全部朝にすることで、早く寝ることを習慣づける狙いもある。

今でも22時すぎたら布団INしていて、23時まで起きていることはほとんどないし、腕時計のアラームも6時にはしてあるが、もっと徹底的に習慣として刷り込ませる最後の一手となることを期待している。そもそも寝る時間が遅い人ならば、早く起きる前に早く寝る習慣づけを先に付ける必要がある。

習慣づけには3週間かかるという。凡人の私であればもっとかかるだろうから、6月いっぱいまではこの先のことは考えずに毎朝6時おきだけに注力しようと思う。

48歳マラソン練習投稿一覧

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