ブリッジというのは、こう、体を仰向けにしてやるあの、ブリッジである。
いつも夜にやるルーティンの一つに組み入れられているもので、首の痛みの改善につながることが体感できた日から欠かさずやっている・・・とはいえ、それは4/10からなので大した日数ではないのだが。
ここでちょっと、その「首の痛み」について話しておこう。
実は1年ほど前から、きっかけは肩のオーバーユースというか、端的に言えばスイマーズショルダーというもので、左肩がうまく動かせない状態になっていたのだ。そこから派生したのか、ランニングの腕振り程度で違和感が出るようになり、最近では首が全然回らないくらいまで痛みが増してしまっていた。
「これで私の水泳人生も終わってしまうのか」と思ったりもしたが、「1フリ(100m自由形)で1分を切る」のは死ぬまでにやることだし、4フリの70歳区分で日本記録だって出したいという目標もぶちあげている以上、やれることは全部やっておかなくては男が廃る。
そこでふと思い立って、ブリッジを再開したのである。
一般人は小学生の体育以来ご無沙汰であろう「ブリッジ」をやりなおしたのは、つい1年くらい前のことだったと思う(老化が進んでいるのでもうちょっと前のことかもしれない)。プリズナー・トレーニングの続編だかに、ブリッジがあったのだ。
なので、実はちゃんとブリッジができる程度の柔軟性というか、コツと言うか、予備動作というか、無理しちゃいけないことはよくわかっていた。
そういった注意事項というか、段階の踏み方はググって、あるいはその本を読んで学んでほしい。体を反らせることは、日々の鍛錬がないと驚くほど退化するものだが、3週間くらいやっていれば、昔ブリッジができたのならできるようになる(逆にそのくらいはかかると覚悟したほうがいい)。
さて、このブリッジ。控えめに言って最高である。毎日やるべき整理運動と言っても過言ではない。特に、私の場合は、首に痛みがあるので、ヘッドブリッジを手を添えてやって、前後左右に首をゆっくり動かすようにしているのだが、効果は凄まじいものがある。
それを差し引いても、とにかく、なんというか、「背骨が整う」という表現が一番しっくりくる。
夜の風呂上りのブリッジは、本当に「効く」ので、試していただきたいと思っている。