今年(2024年)の2月末にクラミジアにかかったことが分かって処置をした。
クラミジアの菌は検出されないのに、尿道が痛いので、別の菌の可能性もあると思って、マイコを調べたが陰性だった。
そのあとも抗生物質を飲んでいたが、あまり長いこと抗生物質を飲むのもいかがなものかと思ったのと性病じゃないのなら薬はマストではないということで、いったん治療をやめた。
それから今(7月末)まで、チンチンペインである。
良くなる気配を感じることなく、5ヶ月が経過してしまった。QOLの低下を感じる。
診断として慢性前立腺炎となったわけではないが、そもそも「どの病気にも当てはまらなかったら慢性前立腺炎って言おうぜ」という感じらしいので、診断をもらうことにあまり意味はないようだ。そして、いわゆる「その他」なので治療法が確立していない。
ちなみに、慢性炎症を起こして然るべきというような食生活は送っていないし、心当たりある生活習慣もない。運動・睡眠・食事のどれをとっても普通以上の質ではあると思う。この生活習慣が原因となっているのであれば、世の中の9割の男性がチンチン痛いんじゃないかと思う。
困った。
長い距離を走ると悪化してくるようにも思うし(構わずにフルマラソンに出場したら完走したもののチンチン痛くて痛くて逆に表情が消えた)、なおすべき生活習慣もない。
ふと思ったのが「これっていぼ痔とかと同系統なのかも」ということだ。
たまたま弱いところが前立腺ということでそこに炎症が発生しているが、尻穴のほうが弱かったらたぶんいぼ痔になっていたのではないかと。なんとも説明しづらくはあるのだが、以前、いぼ痔になったときの感覚と似ているような気がする。
そのときにてきめんに効いた薬があるのだが、いぼ痔ではないので、それを使うのは最後としたい。ちなみにそれは飲み薬で舌の裏で錠剤を溶かしてそこから薬効成分を吸収させるタイプのものだった。
そういう、薬オブ薬みたいないものに手を出す前に、いぼ痔用の漢方を先に試そうと思った。
漢方は安全というわけではないが、陰と陽のバランスをとるような処方の仕方をするので、今回のケースではフィットするような気がする。たんなる願望かもしれないが、効いてくれると嬉しい。今日、仕事から帰ったら、薬が届いているはずだ。
気がかりなのは、それで治ったとしても、生活の中のそういった炎症を起こす原因を取り除かないと再発すると思われることだ。
慢性炎症となると、生活習慣というよりも恒常的なストレスなのかもしれない。
ストレスというと、運動や睡眠で対処しがちであり、そこが甘いのであれば最初にそれをやるべきではあろう。でも先述の通り、そこに大きな問題はない。
そうすると、そもそもストレスとして受けてしまうことがいけないのかもしれない。
たとえば、嫌いな人に体を触られると強いストレス反応を示すが、好きな人に体を触られたらリラックスできる。気持ちの問題という話ではなく、それぞれ違うホルモンが分泌される。
なので、強いストレス反応が出ないように・・・というのは簡単だが、それはつまり、嫌いな人を好きになれというのと同じことである。とんでもなく難しい。
とんでもなく難しいことではあるのだが、あまり深く考えないという視点も必要だと思う。
嫌なことというか、自分と合わないことというのは、ガッツリ四つに組むとどんどん消耗してしまう。真面目なのは結構だが、向き合うのは好きなことのほうが楽しい。
生真面目というと良いように聞こえるが、つまりは重箱の隅をつつくような気質があることをこの慢性前立腺炎は教えてくれているのかもしれない。
愁眉を開くというが、しかめっ面をしているからいけないということもあるのかもしれない。
痛み止めでも使って楽な気持ちになって、いったんホッとしてから、できることを無理をせずにやっていくという方向性しかないのではないか。もう、一生チンチン痛いおじさんでもいいじゃないか。何人もやれることをやれる範囲でやるしかできないのだから、もう「そういうものだ」と思うこともある程度は必要だろう。
偉人の話でも、「後年は~に苦しめられたようで・・・」みたいなくだりもよくあるじゃないか。私の場合は「後年はチンチンの痛みに苦しめられたようで・・・」になるということなのかもしれない。諦めたくはないが、そうなったところで人生を輝かせることはできる。
幸い、子供ができないというわけでもないので、我慢さえできればパフォーマンス自体に多大な影響を与えるというほどのものでもない。悪態をついていないで開き直って生きていこう。