(駄文)なぜか禁酒に成功している

こちらは「垂れ流しの雑感」になります。いわゆる「チラシの裏」というやつです。

お酒をやめたのは2023年の11月6日から。その前日はハーフマラソンを走ってリタイアして(左膝を痛めていた)、13ドリンク飲んでいる。

それから2024年の7月28日まで一滴もお酒を飲んでいない。もうそろそろ禁酒9ヶ月といったところか。

途中には同窓会や年末年始やサシでの会食があったが、全部お茶やノンアルで済ませている。

私の飲み友達に限ってはガタガタいうこともなかろうと思っていたが、そんなことはなく、大体の人が多少の苦言を呈していた。

相手になんの不利益があるのか分からないが、もしかしたら「俺はへべれけでオープンになっているのに、そっちは理性を保ってすましていてズルい」と思うのかもしれない。「一緒にはっちゃけようぜ?」という感じだろうか。

禁酒というか断酒する前にどのくらい飲んでいたのかというと、1ヶ月に100ドリンクを超えていた。具体的に言えば、毎日平均ビールロング缶3本以上だ。

健康診断での数値には異常はなく、前日に飲んでも平気だった。

ただ、さすがに自分でも飲み過ぎだとは思っていたし、なにか数値が悪くなったらすぐやめようと思っていた。だから、一応、やめないまでも、飲んだお酒をドリンク数という形で記録する習慣はつけていた。

その矢先に、健康診断で、わずかばかりに肝臓の数字が悪くなった。もちろんそのときも、前日に飲酒をしていた。

それで再検査となったので、これを機に断酒を始めた次第だ。

11月6日から禁酒を始めて11月15日に再検査をしているが、このときの数値は超正常値でギリギリでもなんでもない結果だった。やはり、前日の飲酒が効いていただけだったようだが、そのときの私にはどうでも良いことだった。

「肝機能の数値が悪くなった」という錦の御旗を頂戴したのだから、大手を振って(?)禁酒ができるわけだ。その後の数値がド正常だろうと、嘘は言っていない。

さて、そんな大酒飲みがさくっとやめられるわけがないのが普通だ。

現に、それまでも大したきっかけもなくやめようとしたが、続かなかった。お酒で肝臓がやられて闘病に入ると、すごく苦しむということを知っていてもやめることができなかった。

しかし、一瞬とはいえ、数値が悪くなると、その恐怖をぐっと身近に感じることができた。お酒を飲んでいる限り、量は増えていくものだから、病気になるのは時間の問題というふうに考えることもできた。ひとたび数値悪くなったら、年々どんどん悪くなっていくのだろうと想像することもできた。

それから、ちょうど彼女ができそうなときであった。その相手にお酒を飲んでオンラインでうざ絡みをして後悔したことが何度かあり、いっそのことお酒をやめてしまいたいとも思っていた。

この機を逃せば、もう地獄のような日々が待っていることは確実のように思えた。ここが頑張りどきであるとも思った。

うまくすれば、お酒のない人生を彼女と二人で送れるかもしれない。

下手をすれば、お酒にまみれた先の見えない人生を一人で送ることになる。

人生一番の勝負のときだと思えた。

今現在、その彼女を射止め、結婚をして、そして次のステップに進もうとしている状態なので、この勝負には大勝利したと言える。ターニングポイントであり、人生をかけるところだと判断したのも正解であった。リングにあがって、勝ったのだ。

そうはいっても、さすがに気合いだけでなんとかなるほど甘くはない。

とんでもない気合いを入れたうえで、試してうまくいったのが、緑茶である。

だいたい、炭酸を口にしたり、ノンアルビールを飲んだりするようだが、それだとお酒に似ていて初期のころは逆に良くないように思う。

私の場合、お寿司を食べるときはどうもお酒が合わないように感じて、濃い緑茶ばかりを飲んでいたせいか、逆に緑茶を飲んでいるとお酒を飲みたくなくなったのだ。

そういうこともあるのかと、自分でも不思議に思いながら、このクセは存分に利用させてもらった。

夜に緑茶を飲むと眠れなくなるとかなんとか言われるかもしれないが、お酒を飲むより全然いい。お酒さえ飲まなければいいのだから、そんな細かいことは気にしない。質の良い睡眠はお酒をやめてしまえば取れるようになるから、まずはそのアルコールの依存を断ち切ることを優先した。

あと、濃い緑茶を飲むとカテキンのせいか、ちょっと気持ち悪くなるのだが、これがお酒を飲みすぎて気持ち悪くなったときと少し似ている。すると、さらにお酒を飲みたくなくなるのだ。

これがどれだけの人に当てはまるのか分からないが、緑茶を飲む習慣がある人にはちょっと試してもらってもいいのではないかと思う。

そうやって奮闘しているうちに、脳がアルコールがない状態を普通だと思い始める。

こうなったらしめたものである・・・と同時に油断は禁物。

酒への渇望はなくなるが「お酒ってそんなに欲しくなるようなものだったっけ?全然平気じゃないの?」という具合に、依存症の怖さを忘れてしまうのだ。それによって、なんでもないところで、飲酒をしてしまう。

「お酒はやべーやつ。一度、始めたら抜けるのは大変。」ということは絶対に忘れてはいけない。

うまくやめるお膳立てをして、タイミングよくやめて、飲酒の怖さを忘れないようにし続けるしかないのだろう。

いまは風呂上がりに、アサヒゼロやのんある酒場のレモンサワーを飲んで楽しんでいる。これは本当にお酒の気分を味わえるので、体からアルコールが完全に抜けたあとに、息抜きとして楽しむのが良いと思う。

禁酒のビフォー・アフターのメリットはたくさんあるっちゃあるが、それは本来できたはずのことができていなかったというだけのことなので、メリットという感じではないのかもしれない。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

水蕗をフォローする

コメントを残す