【私の調べ物】高血圧を落ち着かせる方法

そもそも高血圧とはその症状自体が悪いものではなく、また、何か別の原因があってそれを改善するために体が起こしている現象だと思っている。そのため、この血圧自体を薬で下げていくのはいかがなものかと考えている。

今回は「そうは言っても働くためには血圧の数値が必要」という父のために、運動や食事といった切り口で改善が見込める方法を探したい。

運動

私のおすすめは断然スロージョギングである。

スロージョギングを単なるゆっくりのジョギングであると勘違いしている人もいるが、そもそもフォーム自体がぜんぜん違う(特にランニング慣れしていない人)。

スロージョギングはその場ジョギングからの延長線上にあり、必ず拇指球のあたりで着地をすることになる。いわゆる縄跳びの要領だ。

スロージョギングに慣れて、ストロークが長くなってもかかと着地(ヒールストライク)にはならない。それは重心の位置が変わってしまっている証拠であり、フォームが崩れているのである。走りながら縄跳びをしてもかかとから着くことはない。

スロージョギングについての詳しい説明はこちらに譲ることとしよう。

生活習慣病を撃退!「スロージョギング」の底力

後半は会員(無料)限定だが、スロージョギングに関する書籍を買っても良いと思う。

ポイントは以下の通りである。

  • 負荷を下げることで長時間の運動を可能とする
  • ふくらはぎを鍛えることでポンプの役目を担うようになる
  • 毛細血管が使えるようになって老廃物の除去や栄養の分配がスムーズになる

心臓をサポートし、血管年齢の若返りも期待できそうである。これで血圧が下がらないということはないだろう。飽くまでもゆっくり長く、そしてふくらはぎの遅筋を鍛えることである。

食事

高血圧においてはやたら塩分を悪者にしがちだが、特定の物を排除するのではなく、必要なものをバランスよく摂取していくことで、自ずと適正な塩分量になっていくと思っている。

とくに夏の暑い時期に、運動をしてガンガン塩分が抜けているのに、高血圧を気にして塩分を摂らないのは自殺行為だ。食事とは状況に合わせて変えていくものであり、いつも同じものでは、何らかの栄養素が偏ったり不足したりすることは間違いのないことだ。

人間は色んなものを食べていかなければならない肉体を持っていると信じている。食の多様性が必要なのだ。

血圧を下げるために必要と言われているものが「カリウム」「カルシウム」「マグネシウム」と「食物繊維」ではあるが、もちろんこればかりを摂っていれば良いわけではない。

カリウム

カリウムは普通の食事をしていれば不足になることはないといわれているので、ここは気にしないことにする。

カルシウム

個人的には乳製品はカルシウムのために積極的に摂取するようなものではないと思う。私の体には合わないので、むしろ乳製品は避ける傾向にある。

魚介類やモロヘイヤ、小松菜、水菜、昆布といったものにもカルシウムは含まれる。

ビタミンDと一緒に摂取すると吸収率があがるとされている。

ビタミンDは、きのこ類や魚に多く含まれているほか、日光に当たることで体内でも合成される。

食物繊維

青菜などの野菜類だけでなく、きのこ類や海藻類、穀物にも多く含まれている。

カルシウムの摂取を考えるとビタミンDは必要で、そうするときのこ類を意識して摂るのが良いように思う。


こうしてみると、青菜ときのこを主体とする食事を一品入れると良さそうである。

栄養の面で小松菜はかなり優秀である。もちろん、こればかりを食べていてもいけないだろうが、鉄分もありビタミンも豊富なので、なにかとしのばせておくと良いだろう。

ストレス

ストレスも高血圧の原因とされている。

適度な運動と体の喜ぶご飯を食べていれば、およそのストレスも抜けていこうものだが、そもそも怒りっぽかったり、睡眠不足であったならばストレスも溜まっていくに違いない。

「怒りっぽい」というのは、なにかと体調や食事のせいにしがちであり、それも一因であるもののやはり「怒りっぽい性格」というものはある。

この「怒りっぽい性格」というのを治すのはなかなか骨ではあるのだが、「いま自分はカッとなった」というのが認知できるようになれば、少しずつ改善に向かっていく。

それこそ20年といった単位でかかり、しかも終わりも見えないものでもある。しかし、治そうと思わなければ治らないものでもある。

考えてみれば、長寿と言われる人たちはこういった「怒りっぽさ」と言われる感情と無縁のようにも思えるシワを顔に刻み込んでいる。

入浴やアロマといった気分転換も良いが、根本から変えていくことも必要ではないかと思う。

まとめ

つまるところ、青菜やきのこといった山のものと、魚介類をいただいて、長く体を動かして、機嫌よく生きていれば良いということとなった。

当たり前のこととは、こうも偉大なのことなのである。

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