私にとってルーティンとは何なのか?

最初に区別しておくと、最初から即効性のあるものは、ルーティンとしてはあまりフォーカスはしていません。なぜなら、すぐに即効性があるので継続するのが容易だからです。

それは私にとっては例えば朝風呂なんかがそうです。やってすぐ気分が良くなるものとか、効果が実感できるものに努力は必要ないのです。

もちろん、努力が必要ないからといって、そのルーティンに意味がないということにはなりません。ただ単に「どうやってルーティンとして習慣化するか」という課題にはならないので、ここでは取り上げないだけのことです。

ルーティンとして「やったほうがいいのは分かっているけれど、どうしても続かない」原因として、即効性がなく、つまりは結果がなかなか得られないというのがあります。

もちろん、効果測定をして数値化したり、それをグラフにして見える化するという方法もありますが、それは子供のシールのご褒美と似たところがあります。

この「シールのご褒美」を研究した文献をみたことがありますが、結果は非常に残念なものでした。子供はいつしかシールが目的になってしまって不正を働くようになったり、上位を諦めた子供は全くやる気がなくなってしまったのです。

最近、ひとつ、気付きがありました。

「継続」というのは何かを続けるために努力するという流れではなく、行為そのものを楽しもうと努力することで自ずと達成されるということです。

歯を食いしばって頑張るという方向の努力より、現状のやるべきことを楽しくする努力のほうが、結果的長続きするし、なんといっても悲壮感がなく、楽しそうで、簡単にいえば、天国的です。面白そうなことをやっていれば、人を惹きつけていきます。そして、その楽しさを知った人たちが仲間になって、うねりとなっていくわけです。

中長期的に日々の習慣にしたほうが良いルーティンが、今までの気づきや挫折や鍛錬の中で見つけた自分にフィットした成功の処方箋であるならば、確実に自分のものにするために、それを最高に楽しんで身につけていく努力ができれば、それだけで一つ、成功したのだと思えます。

この心境でいけば、成功の結果なんて、楽しんだ後のほんの絞りかすに過ぎないと、笑顔で言えるのかもしれません。

私にとってルーティンとは、成功そのものであるのかもしれません。

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コメント

  1. めぐみ より:

    はじめまして。最近水蕗おじさんの手弁当生活をYouTubeで見はじめました(^^)
    その影響でぬか漬け始めました楽しんでます。

    なかなかやるべき事をルーティン化するのが難しいのですが、現状のやるべき事を楽しむ努力って出来ていなかったなぁと感じました。楽しんでできる方法を模索してみます。ありがとうございました( ^ω^ )

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