日常の食の多様性を考える

あまりにカチッとした文章をまとまった量書こうとするあまり、なんだか億劫になってしまっているように感じたので、総括的に書くのではなく、ポイントをかなり絞って、その中で自由に思いを巡らせようかと思います。

極端な食生活は除外しよう

さて、本題です。

食の多様性について何冊か本を読みましたが、偏った考えが多いのと(売れる本にしようとすると奇をてらってしまうものなのでしょう)、やはり食文化は地域依存のところがあって、例えばアメリカでの見解を日本に持ち込んでくるのはちょっと無理があるように思います。

消化能力は遺伝というよりは育ってきた環境の影響が大きいため、自分の生まれ育った環境も考慮する必要があります。また、生活習慣についても同じくらい無視できないものがあります。

ただ、人間の食べることのできるものの種類の多さや、食物が人類拡散の原動力であると推察されることから、色々なものを摂取するというのは、本能であるといえると思います。そのあたりの研究においては、海外の文献も大いに参考にしてよいのではないかと考えています。

そこで日本生まれの日本育ち、千葉県生まれの千葉県育ちの自分のことについて考察していくことにします。それ以外の地域についてや、個々の生活環境はもう分かりませんので、各々については考察の参考程度にしていただければと思います。

どんな食材が千葉県民にフィットしているのか?

日本人はやたら家畜の肉を食べるようになりましたが、そもそも海に囲まれた平地が少ない島国なので、風土的には豚や牛を食べるよりも魚介類や山菜をとったほうがマッチするのではないかと思います。

回遊魚は微小栄養素を世界中から回って摂取してきており、土着の家畜よりも効率的に多様な栄養を摂取できるといいます。

他にも、発酵食品が良いと聞きます。ヨーグルトや納豆だけでなく、ぬか漬けやお味噌汁なども発酵食品です。

それから、ナッツ類もいいと聞きます。日本なら銀杏や栗、ピーナッツといったところなのでしょうが、ここはミックスナッツで良いと思います。

それらが体に良いことは知識としては知っているのですが、それを日常の食事に生かさないことには意味がありません。今まで食べていた食事を置き換えるといった考え方をすれば、実現可能と思われる自分への食の提案ができるのではないかと思います。

具体的な食事を考える

私の場合、メインの食事は昼食で、そのほとんどを週末に用意します。いわゆる自家製冷凍食品というやつです。

まず、考えたのは、豚肉や鶏肉などの家畜の肉を魚介類に変えることです。単に置き換えるだけではなくて、食感も考えてきのこ類を足して食物繊維も補強します。

具体的には、「豚肉ともやしの炒めもの」は「ホタテとしいたけともやしの炒めもの」に変えるといった具合です。

「枝肉」→「魚介類+きのこ類」

それから、混ぜ込むという手法も使えます。

具体的には、雑穀米にさらにしらす干しやごまを混ぜるといった具合です。あるいは、おにぎりにして、具に鮭を足すという方法もあると思います。おにぎりならさらに海苔が食物繊維を提供してくれます。

ご飯だけでなく、卵焼きでもこの方法は使えます。いろんなものを混ぜて焼くのです。

他にも、箸休めの一品を足すという方法もあります。

具体的には、ひじきの煮物などそれだけではちょっとおかずにはなりにくいものでも、小さなラバーカップに小分けにしたものをつけるだけで、多様性がぐっと広がります。

ひじきの煮物の他にも、いんげんの煮物や切り干し大根の煮物、あるいはお浸しなどもいいかもしれません。

発酵食品については、いつもお味噌汁をつけているのですが、色んな種類の発酵食品をとったほうが良いといいます。たとえば、ベビーチーズなどをつけてもいいかもしれません。ナッツ入りのベビーチーズもありますので、それを活用してもいいかもしれません。

いきなり変えようとしない

食事というものは、生活習慣と密接に関わっており、その食事の質というものが、人の幸不幸にも影響してきます。

「体にいいもの」を食べようとするあまり、あまり美味しくない食事になったり、ちょっと値段が高くなりすぎたり、準備するのが大変になったりすると全部が嫌になってしまうかもしれません。

できる範囲で、そしてできることなら満足度を上げる方向で、食事の質を改善していけたらと思います。

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