なぜこんなカテゴリを立ち上げたのか?
主義主張を伝えたり役立つ情報を伝える場合は、要点が分かるように見出しをつけて、ヘッドラインリーダーたちに優しい構成にするのが定石です。でも私は業務報告やプレゼンのやり方とは違う切り口で文章を書きたかったのです。
奮闘記などは見出しをつけることもできますし、あったほうがいいですが、シナリオや文章で惹きつけることの方が重要なので、無くても構いません。一方、業務報告などは見出しがないと要件を満たしません。
それに業務報告は、文章のうまさや味わいを求めません。スッキリシンプルに一つの文に一つの主張で数式のような明快さを求めます。言い切ることをよしとします。どんどん突っ込んでくる感じです。
でももう少し、こう、心象風景というか、「このあたりがモヤモヤするんですよねー」みたいなところこそ、フィーチャーする価値があるのではないかと思っています。いや、価値はないかもしれないですが、それを確認してみたいのです。
ライフハックの部分は、いわゆる科学というか法則というか、誰がやっても(対象者が限定されることもあります)同じようになるものですが、生き方や考え方やマインドセットについては千差万別ですし、経年で変わるものでもあります。時勢にも影響されますし、なんとも言い切りにくいものです。
こういった「意見」についてはケアも必要ですし、それをしていても断片だけを切り取られて受け手が私の意見を違えることもあります。そもそも私の気がふれている可能性もありますし、それを指摘されることもあります。指摘してきた人が全てにおいてまっとうということも少ないでしょうから、泥沼化することもありえます。
面倒くさいことになったりもするかもしれませんが、そこから目をそむけて個人ブログを書くのは何だか片手落ちかなと思ったわけです。人となりを伝えたうえでの主張にこそ、価値があるような気がするわけです。いやまあ、人としての価値云々の問題もありますが。