一周回ってデイリーのメモは紙がいい

最近、またPDCAやらインプットがどうとかがお盛んになってきています。そのあたりの書籍は、IT系のツールを結構おしているようですが、私はそれでは不便だと感じています。

最近はもっぱら手書きです。

以前はGoogleドライブをガンガン使っていたのですが、最近はそれができなくなってきています。

個人のGoogleドライブは会社で閲覧できない

会社がGoogleのビジネススートのようなものを使っているので、自分のGoogleアカウントを会社のPCで使うことができません(2アカウント同時ログインができないため)。そもそも自分のプライベートアカウントのメールを会社のPCで閲覧すること自体、禁じられています。

「仕事でPCの前にいるのだから・・・」という論調で語られる自己啓発の書籍が多いのですが、個人情報保護やプライバシーマークの関係で、そういったツールをおいそれと入れられないのが比較的大きな会社の現状です。

ただ、会社にいるときにPCではGoogleドライブを使うことはできませんが、スマホなら使うことができます。それでもやはり、紙がいいなと思います。

コピペができるとアテンションが下がる

デジタルの場合、タスクの積み残しがあってもコピペをすればそれで終わりです。

下手をすると、機械的に前日のToDoリストをコピペして、今日のToDoを追加して終わってしまって、何を積み残したのかをよく見ていない場合すらあります。

同じことを何回も書くのは手間ですが、それによって「なんか同じこと何回もToDo書いているけど、これっておざなりにしすぎじゃない?」と思うことこそPDCAを回す上でも重要なことだと思うのです。

打鍵では頭に入っていかない

たとえコピペではなくても、キーを打つ程度では、その項目は入ってきません。しかも打たれた文字は当然のことながら均一で、そこに表情はありません。

メモの入力の効率を上げるのではなく、メモによってPDCAの効率を上げる必要があるのです。頭に入って来ないようでは正確な動機に基づく行動も難しくなります。

入力していて楽しくない

手書きの文字には味があります。表情があり書いているときの気持ちも出てきます。それに書く道具も手に馴染む感じがあります。

もちろん、私はコーディングをするので、キーボードにもそれなりに愛着を感じますが、それだけに、メモのような感性を書き留めるようなものは、ボールペンで書いたほうが感覚がフレッシュになります。(ボールペンは三菱鉛筆のジェットストリームが素晴らしいです。)

フレッシュというのは、人間の本能としてそれだけでワクワクするものなのです。

ページの往復による検索が厳しい

デジタルにすると検索性が上がるといいますが、それは検索窓に打ち込んだときだけの話であって、数ページから記憶をたどるのであれば紙のほうが圧倒的にストレスが少なく感じます。

理由を色々考えてみたのですが、紙は3次元というのもあると思います。つまり、厚みがあるので、その鋭い指先の感覚を使って探れるのです。目だけでなく、手も検索に直接貢献できるのです。

最後に

もちろん、デジタルに軍配が上がるような種類のメモもあります。

その最たるものがお買い物チェックリストです。これはスーパーで買い物するときに非常に重宝します。かごに入れたものからチェックをつけていけば、買い漏れることはありません。

お買物リストはGoogleのKeepで作るのがおすすめです。スマホとPCで使えますからね。PCでリストを作ってスマホでチェックしていくのはとても使いやすいです。

また、中長期な目標や計画についてもデジタルにしておいたほうが扱いやすいと思います。なぜなら、過去の履歴を参照したりすることが多く、また数字に落とし込んであるものはグラフにしやすいからです。

要は定量化することに意味が大いにあるものはデジタルのほうがいいということです。

そこを念頭において、自分なりのツールとルーティンを作ると、それだけでクリエイティブになれる気がします。

メモをしたものを検索することがあるとすれば、それは多分、こういうふうにブログの記事レベルにまで固めておかないと意味がなくて、自分が使うだろうなということをブログの記事にすればいいのではないかと思います。

そうすれば、誰にも読まれなさそうなブログでも、少なくとも自分はハッピーですよね。それでいいと思います。自分のブログというものは。もっと役に立つものであれば、例えばQiitaとかに寄稿気分で投稿すればいいのです。

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