自分流ウツ抜け法

ウツは「完治」ではなく「寛解」と呼びます。それは再発する可能性がある病気だからです。ウツが性格的な傾向の影響を大きく受けることや、性格をそう簡単に変えられないというのを鑑みれば、「そりゃそうだろう」と思います。

今回はそんな「寛解」の自分が負のスパイラルに入ったと思ったときに実行しておくべきウツ抜けのテクニックを書き留めておきます。

有酸素運動をする

当たり前すぎる方法かもしれませんが、体を動かせば思考が前向きに変わることはよく知られています。

有酸素運動によって脈拍を適度に上げつつ、比較的長い時間運動することで、ポジティブな気持ちを引き出します。

外に出て公園を周回するくらいのことができれば、自然にも触れられていいのでしょうが、「人の姿を見たくない」と思う程度には引きこもりたいこともあるので、そこは無理をせず、家で踏み台昇降をしたり、カラオケをするのでも良いでしょう。

ただし、異常に負荷の高いトレーニングは、疲労からの復元力が追いつかないことで疲労を貯め込むことになるので、興が乗ってきてもほどほどにしておいたほうが無難です。

本を読む

難しい本や実学的な本ではなく、積極思考になれるような明るい優しい内容の本や夢中になれるような小説を読むようにします。伝記でもいいかもしれません。

没頭できると一番いいのですが、そういう書籍がいつも手元にあるとは限りません。ただ、少なくとも頭の中で朗読することで、不安の思考が広がるのを止めることができます。

不安が広がりだすとそれが連鎖して、ずっと不安を追いかけるようになってしまいます。同時に2つ以上のことを考えられないことを利用して、不安の増幅を抑えます。

こういうときにさっと購入できるKindleは助かります。

メディアの情報を遮断

脊髄反射を誘発するようなメディアには触れないようにすることで、心の疲弊を防ぎます。

SNSやネットニュースだけでなく、テレビの流しっぱなしもやめたほうがいいでしょう。

映像を見るのであれば、オンデマンドの映画や録り溜めていたドキュメンタリーなど、自発的に選定して見ると心の疲弊がすすみません。

ただ、夢中になれない作品だと、映像を見ながら別のことを考えてしまったりするので、その点では読書のほうが無難かもしれません。

マインドフルネス

マインドフルネスとは、単に静かに座っているということではありません。

どんどん溢れ出してくる「考え」を、(今起こっている出来事ではなく)ただの「考え」だと認識して流していく作業になります。つまり「不安」も「考え」として流していくのです。ポイントは「流していく」ということであり、考えがでないように押さえつけてはいけません。

このとき、前頭前野が活発に動いているとのことです。

つまり、マインドフルネスは静けさを楽しむものではなく、脳をトレーニングするような結構アクティブなものなのです。

ゲーム

いわゆるガチャとかではなく、コンシューマーゲームであったり、MMORPGのようなものでも、没頭することによって不安のスパイラルを断ち切ることができます。

うまくデザインされたゲームは、ユーザをトレーニングしつつ、適度な報奨を与えることで、モチベーションを高めてくれます。

最近の研究では、こうしてゲームで得られたモチベーションも実生活でうまく活かせることができるといいます。

実はゲームは考えられている以上に、人生の問題を解決していくのに有効な手段になりえるらしいです。

お手軽なのは

やはり、「シコって風呂入って酒飲んで寝る」じゃないですかね。(台無し)

真面目な話、負のスパイラルを断ち切ら「なければならない」と考えて、不安とがっぷりと四つに組んでいると、結局不安のことばかり考えてしまうので、力の入れ方にも加減が必要です。

つまるところ、有限な時間をどう使いたいのかということに尽きると思います。太く長く生きなくてはいけないという道理はないのですから。

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