(駄文)日々の運動-体は急には育たない-

こちらは「垂れ流しの雑感」になります。論拠が曖昧だったり、論旨がふらついたりすることもあるかと思いますが、予めご了承いただきたく存じます。

運動や筋トレについては色々いわれているが、今の状態を無視してこれからやることを語り合ったところで、具体的な話になればなるほど意味が無いと考えている。

だから、ここで私自身にフォーカスした話を展開してもいいのだが、今回の主旨はそこではない。

「運動習慣がなかった人がいかにしてシェイプされたリーンな体を手に入れ維持していくか」ということを考えていきたいのだ。

基準は運動習慣であって、デブとかヤセは問題にしない。デブでも相応の筋肉があればしっかり動けるし、ヤセでも筋肉がなければ駅の階段をあがっただけで息が切れる。

デブでもフルマラソンは走れるし、デブでもマスターズスイミングで入賞するタイムを出すことはできる。デブとヤセは運動性能ではなく、保有している肉(脂肪+筋肉)の比率でしか無い。

第1段階(日常生活に溶け込ませる)

いきなり朝からジョギングとか、夜にジムに行って筋トレとか、そんなことがすぐにできて継続できるのなら、もう何もいいますまい。頑張って。

まずは、階段を多く使ったり、歩く距離を増やすといったことから始めるのが正攻法だ。

一駅前から歩くのでもいいし、自転車を使っていたところを歩きにするのでもいい。とにかく、日常生活で少し負荷の高い行動をすることから始める。

第2段階以降であっても恒常的に続けていれば、仕事が忙しい日であったり、体調がイマイチなときでも、それなりの(健康を維持することのできる)運動量を確保することができる。

第2段階(運動の時間をとる)

「すわ、朝からジョギングか!」と思ったあなたは気が早い。時間をとるというのは、2分とか3分程度の時間である。

やるのは主によくSNSで回ってくる隙間の時間でやる運動である。

椅子に座ったままできる運動であったり、電車で立っているときにできる運動である。ラジオ体操でもいいだろう。

要はリフレッシュになる程度の運動だ。

この程度の運動習慣が毎日続けられないようでは、ジムに入会してもすぐに幽霊会員となってしまうだろう。

第3段階(目標を設定する)

「さあ、やっとジョギングだな!」と思ったあなたはやっぱり気が早い。ここはしっかりと腰を据えるところである。

確かに朝にジョギングをやってもいいのだが、ひとつなにか目標を用意しておくといい。

例えば、「フルマラソンを完走する」でもいいし、「バタフライを25m泳げるようになる」でもいい。自分ができたらすごいなと思う具体的なことを目標にするといい。

そのときに注意したいのは時間やスコアを目標にしないことだ。

まだ、なにもはじめていない状態で、耳学問だけで数値目標を設定してしまうと、なんだか営業目標のようになってしまう。

また、体重を目標にしてしまうのも目指す状態の一つの要素でしかないので、バランスを失う可能性がある。それよりは「有名人の◯◯さんのような体」とか「シックスパックを浮かせる」という目標のほうがいいだろう。

それに生涯続ける運動なのだから、はじめからエリートを目指すようなことをしていると燃え尽きてしまうこともある。

それゆえに、過程を楽しめそうな目標をつくるのがいい。

そう考えると「富士山に登頂して御来光を拝む」も具体的でありながら良い目標といえるだろう。

第4段階(達成方法を検討しプランを実行する)

朝のジョギングをする前にまだやることがある。プランを立てることだ。

例えば、「フルマラソンを完走する」のであれば、どうしたらいいのかを考えてみるのだ。まずは10キロのレースに申し込んでそれに向けた練習を始めるのが気楽だという人もいれば、半年後のフルマラソンに申し込んでしまって追い込んだほうが充実した生活が送れるという人もいるだろう。

ちなみに私の場合は3ヶ月後のハーフマラソンに申し込んで、月間走行距離を伸ばすようにして、次第に10キロを超える距離を混ぜるようにした。

持続段階

小さい目標とプランをまわしつつ、当初の大目標を達成したら、第3段階に戻って新しいプランを作成する。慣れてきたら同時並行で動かしても構わない。

その間も第1・2段階の運動は続けていくのがいい。

レースのあとはどうしても体が思うように動かないし、それで目標を達成した場合だと燃え尽きてしまうタイミングでもある。

健康維持や健康増進のレベルの運動を続けていくことで、完全に運動から離れてしまうタイミングを減らすことができる。これによって生涯スポーツを楽しめるだろうと考えている。

要するに「健康増進と趣味の運動は分けよう」ということです。
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