嫌いだったジョギングとうまく付き合い始めた元ウツ病おじさんのアプローチ

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実は嫌いだったジョギングですが、色々な効能を知るにつけ、楽しむ工夫をしようと誓って色々試してきました。

自分の小学生時代ののジョギングの印象は悪くはなかったのですが、中高で嫌いになりました。それは体育の持久走のせいだと確信しています。ツライ印象しかありません。

ウツ状態に効いて、健康になり、頭も良くなる。リーンな体になって、あわよくばパートナーにも恵まれるとくれば、まるで週刊誌のいかがわしい広告のようですが、その正体が毎日30分以上のジョギングと言われたら、さもありなん・・・と思うのではないでしょうか。

しかも、このジョギング。努力と根性で続けても効果は薄いようです。

今回は私なりのジョギングを好きになる方法をお教えしたいと思います。

つらい思いはしたくない

まず、ジョギングに対するアプローチを変えましょう。人参が嫌いな人でも、美味しく食べられる方法があるように、ジョギングも楽しめるやり方があるはずです。そもそも、ジョギングというか、走るという行為はただ1つのシチュエーションを指しているものではありません。

タイムを競うものもあれば、楽しんだもの勝ちみたいなイベントもあります。自分の足で移動するという点でいえば、登山も散歩もトレッキングもジョギングの仲間です。

自分が好きなこと嫌いなことを考えて、気分よく楽しめるアプローチを考えましょう。そこで出てきた私のアプローチは以下のとおりです。

  • ツラくて苦しいのは嫌
  • 怪我をしたくない
  • 殺伐としたくない
  • 終わったあとに充実した気持ちになりたい
  • 日常生活に支障をきたすのはもってのほか
  • 日常生活でタフになったと思えるようになりたい
  • 効果測定はできたほうが嬉しい

こういうアプローチでジョギングに取り組んでいます。タイムなんて気にしません。気にしないといえば嘘ですが、レース結果を心の支えにして取り組みたくはないのです。

アラフォーでマラソンレース未経験であるならば60歳くらいまでなら記録は伸びるでしょう。でもそれ以降は絶対に下り坂になるのです。それで離れるようでは生涯スポーツとして楽しめているとは言えません。

パートナーの話ではないですが、「走ること自体が好き」とか「ジョギングが今の私を支えてくれている」ようなことではないと生涯スポーツとしては不十分ではないかと思うのです。

すぐには変わらない

いきなりフルマラソンは走れないし、毎日朝から5キロ走ってから会社に行くなんてことを明日からできるはずもないのです。自分の状態や体力を把握してステップアップしていくのです。

え?待てない?もっと手っ取り早く?そんなんだからもてないのです。ほら、私を見てください。せっかちな私は、この通りもてていいません。

ジョギングでパートナーを見つけられるというのも、あながち嘘ではないかもしれません。自分を把握してコントロールできる人間は、魅力的です。

いつでも試行錯誤

間違えてもいいと思います。私は間違えて身にしみないと分からないタイプなので、何かをはじめるときはいつも満身創痍です。でも、順序があるということを知っておくだけで、やり直すという選択肢が生まれます。気長に行きましょう。

体の限界値を読み違えると日常生活に支障をきたすダメージを受けるので、作業のちょっとした失敗などよりも切実に身にしみて学習できます。痛みは失敗ではないのです。

ジョギングは人生に大切なことを教えてくれないかもしれませんが、人間とはどういう動物かを思い出させてくれます。

フィジカルからのアプローチは、本能に根ざしているせいか、強烈なインパクトを与えます。そのため、自分を変える強い原動力にもなります。

体を慣らしていく目安

ジョギングを好きになっていくために、体力に合わせたステップアップの目安を紹介します。

これは「結果として私はこうなった」というだけで、最初に考えるものではありません。なにをしたらいいのかよく分からなくなってきたら参考にしてください。

  1. 30分間動き続けられるようにする。(無理はしない。歩いてもいい。だけど私は筋肉痛になる程度に走っていました。泳いではいたので、自分の体の限界に対してまったくの手探りではなかったのと、そのせいでプライドがあったのが理由。おすすめはしないが、うまく運用できれば効率は良い。怪我に注意。)
  2. 息を切らさずに走り続けられるペースを見つける。(筋力よりも心肺機能のほうが適応力が高いため、息が切れるくらいの負荷は、体には高すぎる負荷である可能性が高い。)
  3. 30分間走り続けられるようにする。
  4. 飽きないようにいろんなことを試してみる。(マラニックとか帰宅ランとかベアフットシューズとかジョギングの本を読むとか)
  5. 鼻呼吸だけで走り続けられるようにする。

いまはまだここまでしかわかりません。夏の真っ盛りで、日差しが強く、30度を超えている状態では鼻呼吸だけで2時間走り続けるのはちょっと厳しいです。1時間ならなんとかなりました。距離にして10キロ程度です。

まとめ

すでにハーフマラソンは走っていて、30キロが10月に、フルマラソンが12月にあります。

レースに向けて頑張っているというわけではなく、レース自体が効果測定の目安であったり、中弛みを防止するための施策だったりします。

数値目標に向けて突っ走るのは、実はなにも考えなくていいので、頭が良い行動とはいえません。効果測定は飽くまでモチベーションをあげるためのちょっとした余興です。

運動自体とどうやって付き合うのかを、自分の体力と気力と相談しながら、運動のメリットを学んでモチベーションをあげて、運動との楽しい思い出を積み上げて、一緒に幸せな運動ライフを送ろうではありませんか。

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