パンプアップしない
つまり、速筋運動をしないということです。筋肉痛になって日常生活に支障がでるのはご法度です。デスクワークおじさんなので、そんなムキムキ身体を通常の生活では維持できません。
筋トレが嫌いなので、嫌いなことをして不必要な筋肉を維持することをしません。
水泳をはじめ、スキーとかフットサルを楽しみたいとは思いますが、それを愉しむための筋肉はそんな速筋の筋肉ではありません。
よって、パンプアップするほどの集中的な筋トレは私には不要です。
追い込まない
追い込むと乳酸が発生します。昨今の研究により乳酸とは疲労物質ではないことが分かってきており、どうやら糖の分解が間に合わないと溜まってくるようです。
つまり、乳酸が溜まってくる運動強度というのは持続可能な運動強度ではなく、ついにはエネルギーの供給が追いつかずに電池切れになるということです。
乳酸がたまらないギリギリの運動強度にしたほうが、疲れもたまらず、フォームなどの反復練習にも時間がたっぷりかけられます。しかも、このレベルでもしっかりとトレーニング効果が得られることも分かってきています。また、生活習慣病の改善や抑制だけをみれば、高い負荷よりもこのレベルの負荷のほうが効果があるといいます。
運動においての最適な強度は「苦しいと感じないレベル」というのが、近頃のトレンドというわけです。
柔らかくする
可動域を超えたところで力を入れると、怪我につながります。もちろん、可動域を知り、無理をしないことも大切ですが、可動域自体を広げることも必要です。
可動域が広がることで、動きがスムーズになめらかになります。
可動域を超えるあたりまで筋を伸ばすと、身体が危険を感じてかたくなります。ここが一番のポイントで、可動域を超えることによって怪我をするのではなくて、可動域はまだまだあるのだけど、身体が抵抗して固くなったところに力をかけるから怪我をするのです。
軽くする
物理的に軽くするのではなく、立ち姿というかあり方を軽妙にするといったところでしょうか。ドシンドシン歩くのではなく、すたすた歩くイメージです。
身体の一部に力を込めるのではなくて、全身の力を使います。力の使い方としては踊るように、舞うように・・・ですかね。
身体の動きに集中する
タイムサークルや回数に気をとられていたのでは効果が半減です。そのトレーニングの意図を知り、身体がどのように感じているかを観察します。いわゆるマインドフルネス状態です。
たんなる脳筋反復練習をやるだけの時間も体力もないおじさんなのだから、そこは人生経験を活かして効率よく、無理なく、安全に運動をするための知恵を使うところだと思います。